東遊園地を知る
東遊園地とは
東遊園地は、神戸の中心部に位置する2.7ヘクタールの都市公園です。
1868年に神戸居留地の外国人が使う、日本初の西洋式運動公園「内外人遊園地」としてその歴史がはじまりました。居留地に隣接したこの公園では、サッカーや野球、ラグビーなど、多くのスポーツが外国人によって楽しまれ、西洋のスポーツが日本に広まる起点となりました。また、神戸倶楽部や神戸リガッタアンドアスレチッククラブが拠点を置く、外国人の社交の場でもありました。
公園内にはさまざまな記念碑が置かれていましたが、1995年の阪神・淡路大震災以降は、ルミナリエや阪神淡路大震災1.17のつどいなどの追悼行事の会場となり、犠牲者を追悼する慰霊モニュメントが設置されるなど、震災の記憶と結びつくようになりました。
地理的にも歴史的にも神戸の中心であり続けた東遊園地は、いま市民のライフスタイルの中心として、新たな一面をスタートしようとしています。
絵本、図鑑、文学、画集、外国語の本。好奇心にあふれたまなざしと小さな手でようやく見つけた“自分だけの一冊”。「こども本の森 神戸」は対象年齢にしばられず、自由に本とふれあえる、こどものための文化施設です。
外国人の社交とスポーツの場として発足した外国人倶楽部があった場所に、本物を模して建設された趣ある建物。ランチからウェディングまで、幅広い使い方が可能です。
慰霊と復興のモニュメント
平成7年1月17日に発生した阪神・淡路大震災を忘れることなく、震災を記憶し、復興の歩みを後世に伝え、犠牲者の慰霊と市民への励まし、大規模災害に対する世界的規模での連帯による復興の意義をアピールすることを目的として、平成12年1月16日に設置されました。
東遊園地の歴史
HISTORY OF EAST PARK
1867
現在の旧居留地が「外国人居留地」として定められる
1870
神戸リガッタアンドアスレチッククラブが設立される
1871
生田川が現在のフラワーロードから、新生田川に付け替えられる
1875
[神戸外国人居留地内に公園取設け議定書] が締結され、内外人遊園地として正式な公園になる
1927
公園の東西を横断する道路がつくられ、現在の東遊園地と神戸市役所の敷地が分断される
1929
公園の名称が東遊園地に改称される
1942
太平洋戦争中は防空用軍用地として利用される
1957
神戸市役所2号館が完成する
1988
神戸市役所2号館が完成する
2019.11
東遊園地の賑わい拠点施設運営事業者に一般社団法人リバブルシティイニシアティブ等が選定される
2022.3
東側に「こども本の森 神戸」が開館する
2022.5
東遊園地再整備工事が着工する
2023.4
東遊園地の再整備工事が完了し、園内のにぎわい拠点施設もオープンする
電車でお越しの場合
フラワーロード沿いを南へ
JR三ノ宮駅 西口より徒歩13分
阪急神戸三宮駅 東口より徒歩13分
阪神神戸三宮駅 西口より徒歩13分
市営地下鉄西神・山手線三宮駅 東出口4より徒歩13分
市営地下鉄海岸線三宮花時計前駅 4番出口より徒歩6分
バスでお越しの場合
連節バス Port Loop(ポートループ)「東遊園地前」下車すぐ
阪神バス 西宮神戸線「神戸税関前」より徒歩4分